用語:「セカンドシステム症候群」について

会話で話題になったので、ちょっとこの用語を掘り下げます。

セカンドシステム症候群。
または、セカンドシステムシンドローム。

超雑な説明
・システム開発の1回目は必要な機能だけでやるよ
・2回目の開発時には、1回目でやれなかったアイデアを盛り込むよ
・だけど、盛り込みまくったアイデアは、実際には使われなかったよ

みたいな感じです。
「人月の神話」という著書で展開している用語です。

開発手法にもよると思いますが、最初の開発はスモールスタート。
本当にやりたい要素だけでまずはリリースということが多いです。

そして1回目の開発中、または2回目の開発の要件定義の時点で、たくさんの夢機能が思いつくわけです。
しかし、その思いついた機能は、良く考えてみたら「大して必要ではないもの」だったりします。
本当に必要だったら1回目の開発で作られているわけで。

ちなみにこれ、開発者が「思いついたから装飾するぜ!」もあるんですが、
ビジネスサイドの人が「こういう要件があるから盛り込もうよ!」もあります。
その要件、本当に必要なのか&そもそも欲しがっている人が居るのか。

ROIが見合うかを常に考えながら設計、開発しないと、貴族の装飾艦隊みたいなことになりかねません。
装飾に意味があるなら(威圧とか威厳とか)、まあいいんですけど。


参考:
https://www.gixo.jp/blog/4770/
http://techeten.xyz/651